在宅ワークとは

在宅ワークとは

「在宅ワーク」とは、パソコンなどの情報通信機器とインターネット等を通信技術や知識・技能等活用し請負契約に基づき、サービスの提供などを行う在宅での仕事をいいます。その業務を行う人のことを「在宅ワーカー」と言います。
在宅ワーカー人口は、直接の実態調査のデーターはありませんが、参考として、国土交通省が発表した「平成23年度テレワーク人口実態調査」によると日本国内のテレワーカ―人口は就業人口の約20%で、その内自宅で週1分以上のテレワークを行っているテレワーカーは全体の7.5%、約490万人と推測されます。

※請負契約とは、仕事を完成することを約束し、仕事の結果に対して報酬が支払われるといった契約のことです。

在宅ワークのしくみ
在宅ワーカーは、会社や団体などに所属しない個人事業主です。

会社等と雇用関係にある会社員とは次のような点で違います。

  • 雇用保険の被保険者ではない
  • 確定申告を行う義務がある
  • 国民年金、国民保険に加入する
在宅ワークは内職とは違います。

■内職

  • 家内労働法によって特定の業種に定められている
  • 労働条件の最低基準に基づいて賃金が決められる
    (単価が安く、労働量のわりにあまり収入にならない)

■在宅ワーク

  • 家内労働法の適用がないため、特定の業種に定められる等の制限はありません
  • 単価の高いものもあります
    (専門性が高い業務や複数の異なる仕事を手掛けることで収入アップにつながる可能性もあります)

SOHOと在宅ワークの違いは何ですか?

在宅ワークは、主として家事・育児等の時間の合間を活用した働き方としてとらえますが、「SOHO(ソーホー、Small Office Home Office)」は、小さなオフィスや自宅でなどでビジネスをおこなっている事業者といった意味で使われる場合が多く、在宅ワークより独立自営の度合いが強いものをSOHOと呼ぶことが多いようです。

在宅ワークを始めるにはまず何をしたらよいですか?

「在宅ワーク」とは、職種ではなく働き方のことを言います。先ず、なぜ在宅ワークしたいのかを考えてください。
そのうえで経歴、持っているスキル等を活かせることができるのか将来にどう活かしていけるのかをしっかりと見据えて自己分析を行う必要があります。
大切なのは、あなた自身が在宅ワークで何を実現したいのかということです。仕事を探し始める前に、キャリアやスキルの棚卸しから始めることをおすすめします。

在宅ワークを始めるにあたっては、厚生労働省が『在宅ワーカーのためのハンドブック』を発行しています。自己分析から仕事の探し方、契約における注意、トラブル例と対応策までが掲載され、参考になると思います。また、在宅ワークの心構えについても確認してみましょう。

自己分析をしてみる
情報収集の方法と仕事の見つけ方

在宅ワークのメリット・デメリット

メリット デメリット
人間関係のわずらわしさがない 働き方としては少数派のため相談する人が身近にいない
時間を有効に使える(出勤等の拘束がない) 納期のために休めない
自分のペースでできる ONとOFFを切り替えにくい
結果が全て報酬に繋がる 報酬面での格差が大きい
1人でやり抜くので達成感がある 仕事の責任が1人にかかる
家族の転勤や環境変化に左右されにくい 設備やスケジュールなど自己管理が必須

在宅ワークに向いている人

  1. 家族に手のかかる子供や介護の必要な人がいる

  2. 現在の居住地から通勤するのが大変

  3. パソコンやインターネットを使うことに慣れている

  4. 仕事の時間帯は自分で決めたい

  5. 少しの時間でも有効に使うことが得意で、気持ちの切り替えがすばやく出来る

  6. 短い時間でも集中して作業を行う事が出来る

  7. スケジュール管理が得意で、予期せぬ事があっても臨機応変に対応出来る

  8. ひとりで作業する事が苦痛ではない

在宅ワークの業務・必要となるスキル・アイテム

職種 スキル アイテム
事務系 ・文書入力
・データ入力
・アンケート調査・集計等
・ワード
・エクセル
・DTP(出版物の原稿作成や編集、デザイン、レイアウトなど)
・その他専門知識
・パソコン
・大容量記憶ドライブ・リムーバブルメディア
バックアップ用にCD・DVD、持ち運び用にスティックメモリ等
・プリンタ
※また、業務によっては以下のような機器類が必要な場合もあります。
・デジカメ
・スキャナ
・携帯電話
・FAX
・その他の機器
 テープ起こしや取材・編集等を行う場合には、ICレコーダーがあると便利です。
編集系 ・テープ起こし
・ライター
・エディター
・DTPオペレータ等
専門系 ・翻訳
・海外コーディネート
・経理代行等
 
技能系 洋裁・和裁・刺繍 等
デザイン系 ・デザイナー
・WEBデザイナー
・イラストレーター等
・Photoshop
・Illustrator
・Flash
・コーディング 等
プログラム系 ・ソフト開発
・WEBプログラミング
・SE
・CAD等
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